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麻生区 人物風土記

公開日:2023.02.03

2月に新宿の老舗シャンソニエのステージに立つシャンソン歌手
のりりんさん(本名:前原 則子)
上麻生在住 

型にはまらず 楽しい姿を

 ○…今月19日、新宿の老舗シャンソニエ「シャンパーニュ」の舞台に立つ。シャンソンを歌い始めて5年ほど。「ここで歌えたら箔が付くという場所。出演が決まったのが信じられなかった」と目を輝かせる。ステージ構成は、前半はきりっとした男装、後半は女性らしい姿でギャップを見せる予定だ。「昔ながらの堅苦しいのは嫌。今までにない形を楽しんでほしい」と胸を高鳴らせる。

 ○…子育て中心の専業主婦だったが、市民講座でシャンソンを始めた。現在は麻生区を中心とする愛好家グループ「ララ・ユリエンヌ」で活動。毎年出場する軽井沢シャンソンコンクールでは、20年と昨年、ベストパフォーマンス賞を受賞した。歌だけではない、演劇的な要素を評価されたという。「3分間のドラマ」とも呼ばれるシャンソン。ステージネームで立つ舞台では「人生が一曲にぎゅっと凝縮されている。起承転結のシーンが思い浮かぶようにしたい」と思いを込める。

 ○…生まれてから大学卒業まで秋田県で過ごした。音楽は「ヴィジュアル系バンドやヘビメタが好き」という一面も。息子が生まれてから住む麻生区。麻生川沿いの道を季節ごとに息子と散歩したことが思い出だ。昨年、麻生市民交流館やまゆりで開催したソロコンサートでは、夫や息子、同じマンションのママ友らが公演を支えてくれた。「まわりに恵まれて感謝です」

 ○…今後の目標はコンクールでグランプリを取ること。「普通の主婦が優勝したら面白い。これまで酸いも甘いも経験したけれど、もう楽しいことしかしたくない」と明るく宣言。シャンソン文化を広めることにも関心を寄せ、「ベビーを連れてきて、若いパパママも楽しめるライブができたら」と夢を語る。

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