麻生区 人物風土記
公開日:2023.03.03
芸術祭アルテリッカしんゆりの市民ボランティアを長年続ける
中薗 つや子さん
万福寺在住 55歳
細く長く、盛り上げて
○…新百合ヶ丘駅周辺の会場で多種多様な舞台芸術が上演される「アルテリッカしんゆり」。今年で15回目を迎える。会場誘導、広報など、祭りを支える市民の「アートボランティア」として、開催初期から携わり、成熟していく様子を内側から見てきた。現在は名簿整理などバックヤード業務を担当。スムーズな事務進行に欠かせない存在だ。「どの公演も楽しんでもらえるよう、おもてなしの心で準備したい」と思いを寄せる。
○…宮城県出身。夫の転勤で各地を転々としてきたが、麻生区に引っ越してきた15年ほど前、仲間ができればとボランティアを始めた。20代の頃、広告や販促の仕事をしていたこともあり「イベントやお祭りが大好き。そんなこともあってアルテリッカの門を叩いた」と振り返る。これまでで印象に残るのは、子ども向けの公演。イベント担当として、ときには着ぐるみの「中の人」も担当。「まさかこんなことになるなんて。子どもも喜んでくれるし楽しい思い出」と明るく語る。
○…「人生の先輩も子ども世代も、みんなでつくりあげること」が、このボランティアのおもしろさ。地域の顔見知りもぐっと増えた。「クラシック音楽も全然知らなかったけれど、扱うドラマも楽しめるようになった」と笑う。数年前には長男も一緒に活動した。「自分の姿を見てやりたいと思ってくれたのか、うれしかったですね」
○…新百合ヶ丘は「コンパクトにいろいろな店が揃って便利。駅前でマルシェがあったり、まちを活発にしようという地域だと思う」とすっかり愛着も。参加当時は50人ほどだったボランティアは、今では約200人近くになった。今後も「できることを、細く、長くやり続けたい」と穏やかに考えている。
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