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麻生区 人物風土記

公開日:2023.03.17

映画『時代遅れの最先端』自主上映会を行うプロジェクトの代表を務める
大村 純子さん
高石在住 48歳

人との関わりが源

 ○…田畑や森が広がる「風の谷幼稚園」の日常を追った映画の自主上映会を、仲間とともに企画。娘2人が巣立った幼稚園の理念に改めて共感し、1月に映画を見た翌日には動き出した。初めての経験ばかりだが、突き動かすのは未知のものへの挑戦と、一緒に進める卒園生のママたちの存在。「人と関わりあうことがエネルギーになる」と笑顔を見せ、代表の一人として、上映会を心待ちにする。

 ○…茨城県出身で、幼いときの遊び場は自然の中。「母には申し訳ないけれど、暗くなるまで田んぼや側溝で遊んでいた」と笑う。そんな原体験もあり、我が子にも自然の環境で過ごしてほしいと、同園に通わせた。コロナ禍では区内の貸し農園で家族一緒に畑仕事も。麻生区には「知られざる自然がいっぱいある」と喜びがあふれる。近年は長野の古民家で2拠点生活を開始。時間があれば手入れに行くのが至福のときだ。

 ○…中学生のとき、雑誌「私の部屋」を愛読。DIYや模様替えが好きで「何かを作り出すことが楽しくて」と振り返る。留学先のオーストラリアでインテリアを学び、帰国後は照明デザイン業に従事。子どもが生まれてから専業主婦になったが、「こうあるべき」という思いが自分自身を苦しめた。「好きなことはなんだっけ」。見つめ直し思い出したのは、中学生の自分。現在は片付けコンサルタントとして、生活をサポートする提案を行っている。

 ○…片付けのサポートで重視するのは対話だ。「片付けにはその人のクセが出る。空間を整えるだけでなく、その人が大事にしているものが見える機会になれば」と思いを語る。今後も「より多い縁を大事に、制限をかけずアンテナを立てていきたい」と前を向く。

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