麻生観光協会
桜まつり 4年ぶり復活
麻生川で　地元も期待

麻生川の桜並木＝写真は過去

　麻生観光協会（高桑光雄会長）が主催する「麻生川桜まつり」が４月１日（土）、柿生新橋〜共和橋（約１・３キロ）で４年ぶりに開催される（荒天時は翌日に順延）。メイン会場となるＪＡセレサ川崎パーシモンでは、パレードなども実施。同協会をはじめ、地元住民、商店街関係者もまちのにぎわいの復活に期待を寄せる。

　会場となる柿生新橋から共和橋までの麻生川沿いに続く約２５０本の桜並木。麻生区の観光資源として、この桜を愛でようと、例年多くの人たちが訪れている。桜まつりは、毎年秋に開催される「あさお区民まつり」と並ぶ麻生区の人気イベントの一つだ。

　当日は、メイン会場となるＪＡセレサ川崎パーシモンで、午後０時30分から３時30分まで、さまざまな企画を用意。式典の後には、よさこいソーラン鳴子踊り、舞踊グループなど５団体による踊り、パレードが行われる。白鳥神社片平囃子連のお囃子も会場を盛り上げる。

　今回は、新型コロナの感染予防から模擬店等の出店は中止。「歩いて楽しんでもらおう」と、尻手黒川道路高架下の柿生駅前町内会会館付近に簡易トイレも設置される。３月24日（金）から４月８日（土）まで、ライトアップも行われる予定だ（20日時点）。

　期間中の問い合わせは専用ダイヤル【電話】０９０・７３４０・０５４７。

貴重な観光資源

　同協会では、今年度の事業計画の一つとして、桜まつりを企画。新型コロナの感染状況を確認しながら準備を進める中で、今年２月中旬に、近隣の町内会や商店会に開催することを報告。高桑会長は「観光協会主催の数少ないイベント。４年ぶりに開催できることになり、うれしい」と声を弾ませる。同協会桜まつり実行委員会の鈴木憲治実行委員長も「麻生川の桜並木は、麻生区の貴重な観光資源の一つ。毎年、桜まつりを期待してくれている人も多い。ぜひ楽しんでもらいたい」と来場を呼び掛ける。

　地元の柿生中央商店会の野村衛一会長は「出店できないのは残念。でも多くの人に地元に来てもらえるのはありがたい。柿生を楽しんでもらえれば」と期待を寄せる。