戻る

麻生区 人物風土記

公開日:2023.04.28

麻生消防署長に4月1日付けで就任した
重松 純さん
中原区在住 58歳

周りとの連携を重視

 ○…都市と自然が共存するまち、麻生区。その安全を守る麻生消防署長に就任し、「連携して業務を進める」「基本を大切にする」と方針を定めた。「全職員がのびのびと働ける職場にしたい。それが結果的に良い仕事、麻生区の安全安心につながる」と意気込む。

 ○…出身は愛媛県。大学進学をきっかけに上京した。大学生のときに家の近所で、規律ある行動をする消防隊員を見て職業として意識するように。卒業後は物流関係の会社に就職したが、消防隊員の夢に向かって採用試験を受け続けた。その思いが結実したのは26歳のとき。晴れて、川崎市消防局に入局した。「巡り合わせに感謝している」と感慨深く当時を振り返る。以降32年間、さまざまな署、係で経験を重ねてきた。特に10年と在籍が長かった人事課では、現場を支える立場であることを意識。消防隊員が快適に働けるように「縁の下の力持ち」の存在であり続けた。

 ○…趣味は読書と音楽鑑賞。「よく聴くのはフュージョンのようなインストゥルメンタル。1年に数回、コンサートに行くことも」。中学ではバスケ部、高校でボート部、大学では乗馬サークルと、多様なスポーツに挑戦してきた。「少し変わったものが好きなのかもしれない」と照れ笑いを浮かべる。現在は体力維持のために散歩やジョギングにいそしむ。

 ○…「この仕事は署員だけでは成り立たない。関係団体、住民と連携する大切さを今までの経験から学んだ」と地域とのつながりを重視する。人事としての経験から「支える人の存在」を強く意識し、自身も人をサポートする立場であり続けたいと願う。職員だけでなく、住民、地域団体とも手を取り、意思疎通の取れた、風通しの良い麻生消防署へと導いていく。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

麻生区 人物風土記の新着記事

麻生区 人物風土記の記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS