初心忘れず勉強と経験を
立憲民主党　鈴木朋子さん

水彩画サークルの展覧会へも出品

　新人議員として当選した前回の市議会議員選挙。「怖いもの知らずだった前回と違って、議員として仕事をしながらどう時間をつくるか。勝手が違った」と、今回の選挙戦を振り返る。

　大学生のころに、法律を学び、司法試験合格を目指してアルバイトをしながら勉強を重ねていた。家庭の事情で断念し行政書士の資格を取得。大学時代の恩師に「勉強をして社会に還元を」と言われた言葉は、今も心の支えになっている。

　学び、仕事にしてきた法律の知識は議員になっても生かせることが多い。「議員の仕事は、デスクワークや調べ物をしている時間が比較的長い。裏付けのある有効な提言をしないと」と仕事の裏側を語る。

　地元の水彩画サークルに通い、月に一度のスケッチにも都合が合えば参加。年に一度の展覧会は「周りの皆さんが上手でプレッシャーなんです」と苦笑い。高校生の息子と話す時間が日々の楽しみだ。

　自作の市政報告や、個別相談会など開き、じっくりと市民と向き合うことを大切にする。２０１６年にがんを患った経験も市民に伝えていきたいという。「市民感覚を持ち続け、勉強と経験を積むことで初心を忘れず、両立していきたい」。継続と変化を大事に２期目に取り組む。