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麻生区 意見広告

公開日:2023.06.30

市政報告
八ヶ岳少年自然の家・安全対策とこれから〜改選後初議会・みらいの代表質問より〜
みらい川崎市議会議員団 鈴木朋子

 4月の統一地方選後、初めての定例会会期中です。6月21日にはみらい市議団の代表質問で登壇しました。代表質問項目から八ヶ岳少年自然の家の課題を取り上げます。

老朽化し再編整備計画中

 長野県富士見町にある市の施設「川崎市八ヶ岳少年自然の家」。市立小中学校が自然教室で利用し、貴重な体験を学びに取り入れています。築40年以上が経過し、老朽化のため再編整備の計画中でした。

 ところが、その敷地が「土砂災害警戒区域(イエローゾーン)」・「土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)」に指定されていたことが判明。実は、平成24年に指定管理者から当時の担当局に報告があったものの、対応したは約10年後の令和4年です。同年6月に再編整備の調査を行った委託業者から教育委員会に報告があり、本市は情報共有して対応に乗り出し、同年11月に自然教室の延期・中止する場合の基準をまとめています。わが会派の独自調査で、令和2年の段階でこども未来局が把握していたことがわかっています。利用者の安全確保に万全を期すと共に、市の危機管理意識の欠如を指摘し、関係局間での連携・今後の在り方の議会への報告などを強く要望しました。

今後の方向性は

 市は、当分の間、自然教室を継続実施する方針です。「土砂災害特別警戒区域等は災害の起きやすさ等を示すものではなく直ちに危険ということではない」「実施日のおおむね一週間前から継続的に降雨が続く状況等の場合には中止・延期の判断を行う等、児童生徒等の安全確保に努める」とのこと。近隣のゴルフ場や県道は土石流の被害が出ています。安全対策を優先したうえで、保護者には自然教室説明会の折に説明するとのことですが、市の延期・中止の判断基準を丁寧に説明し、安心して参加できるよう誠実な対応が必要です。また、自然教室の今後については、施設のあり方自体の検討も提言しました。市は他施設活用も含めた幅広の検討をするとの答弁でした。引き続き注視して参ります。

みらい川崎市議会議員団 鈴木朋子

TEL:044-200-3355

http://suzuki-tomoko.mints.ne.jp/

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