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麻生区 スポーツ

公開日:2023.07.14

女子学童野球
麻生から2人 県選抜に
全国大会 25日開幕

  • 「優勝したい」と語る宇井さん(左)と佐々木さん

 女子学童野球の神奈川県選抜チーム「YAMAYURI」にこのほど、佐々木楓さん(南百合丘小6年)と、宇井萌(もあ)菜(な)さん(麻生小6年)が選ばれた。チームは7月25日(火)から石川県で開催される「NPBガールズトーナメント2023」に出場する。「全国優勝したい」と2人は意気込みを語る。

 県内の学童野球チームに所属する女子選手の中から各地区連盟の推薦を受けた選手約60人が、5月に行われたセレクションに参加。麻生区からは若葉フレッシュリーブスに所属する佐々木さん、みどり少年野球クラブに所属する宇井さんの2人が参加し、選抜18人の中に選ばれた。共に、麻生区の女子連合チーム「麻生シスターフレンズ」にも所属している。

俊足で広範囲な守備

 佐々木さんは、自チームでは主に中堅手や、遊撃手を務める。野球をしていた兄の影響で幼い頃からボールで遊び、チームに所属していた友人に誘われて4年生で入会した。学校やチームでもトップクラスの俊足で、足の速さを生かした広い守備範囲が持ち味。自ら率先して声を出し、チームのムードメーカー的な存在だという。「YAMAYURIに選ばれたいと思っていたのでうれしい」と笑顔で話す。

 YAMAYURIでも中堅手、チームの盛り上げ役として期待がかかる。「走塁が課題なので、しっかりコーチに教わりたい。積極的にプレーして、スタメンで出れるように日々努力していきたい」と抱負を語る。

万能な守備と長打力

 宇井さんは、自チームではキャプテンで、主に捕手、投手を務める。三塁手や遊撃手に入ることもあり、守備はオールラウンダー。打撃では4番に座り、長打力にも自信を持つ。佐々木さんと同様に、兄の影響で野球を始めた。春先に試合で左手の親指を骨折。1カ月程練習ができず、YAMAYURIのセレクションもギプスをしたまま臨んだ。「気にせず全力でやった。選ばれてうれしい」と声を弾ませる。

 YAMAYURIでも捕手だけでなく、内野などオールマイティーな役割が求められている。「全力で積極的にプレーして、仲間と協力して最後まであきらめずにチームを盛り上げていきたい」と意気込みを語る。

自宅で日々練習

 普段は異なるチームでも、麻生シスターフレンズでは4年生のころからチームメイトとしてプレーしてきた2人。昨年、麻生区からYAMAYURIに選ばれた伊藤しおりさん、森優眞さんを目標にしてきた。自チームの練習だけでなく、自宅では父親と一緒にバッティングや体幹トレーニングに取り組むなど、日々の努力を怠らない。佐々木さんは「攻める守備で、全力でプレーしたい」、宇井さんは「守備も打撃も両方活躍できる選手になりたい」と今後の目標を語り、全国優勝をめざす。

 同大会には46チームが参加。YAMAYURIは26日(水)、1回戦で山形県代表と対戦する。

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