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麻生区 社会

公開日:2023.07.21

地域を支える民生委員
高齢者宅を訪問・見守り

  • 啓発活動を行う委員メンバー

 地域で日常の困りごとの相談や、高齢者、子どもの見守り・支援などを行うボランティアの「民生委員児童委員」。地域の身近な相談相手でありながら、住民が必要な支援を受けるためのつなぎ役として、地域になくてはならない存在だ。

 麻生区は154人(7月1日時点)が委員として活動。麻生区民生委員児童委員協議会の今富子会長は「高齢者のお宅を訪問すると元気な方が多い。坂が多い影響か、平坦な道が逆に歩きにくいという方もいる。各地域で実施している健康体操に参加される方も多いですね」と話す。続けて「ジムに通っている人や、お洒落をしている人、食事に気を付けている人など、麻生区は健康志向が高い人が多いです」と分析する。

 そうした中で、地域から相談され、行政や専門機関へとうまくつなげられた際に掛けられる「ありがとう」の声にやりがいを感じているという。「麻生区は町会、行政、社会福祉協議会などと連携が取れている。地域の見守りに必要なものは情報。高齢者や一人親家庭を孤立させないために、それぞれの地域でもっと情報交換を行っていきたい」と意欲を見せる。

 平均寿命だけでなく、健康寿命も日本一を目指す麻生区。そのためにも、地域を見守り、住民を支える民生委員児童委員は不可欠。麻生区は定員の充足率が低いため「関心のある方は、お住いの町会・自治会、区役所地域ケア推進課へ」と今さんは呼び掛ける。

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