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麻生区 トップニュース教育

公開日:2023.07.21

小中学生SDGs団体
第3期は活動の場拡大へ
地域企業と連携も

  • 自分史年表を説明する推進隊のメンバー

  • 今井代表と新メンバー

 小中学生が区内で実践されているSDGsを学ぶ「麻生区SDGs推進隊」の第3期の初回活動が7月15日に麻生区役所で開催された。活動場所の拡大、企業との協働など具体的な実現方法を掲げ、活動する。

 推進隊はまちへの愛着醸成や地域社会が持続する仕組みの理解と行動を促すことを目的に開始し、今年で3期目。これまでに区内でSDGsに取り組む企業や施設を調査し、紙とデジタルでのマップを完成させた。

 今年度も麻生区市民提案型協働事業に採択された。今年は新たに3人を迎え、27人の小中学生で活動する。これまでコロナ禍で制限されていた取り組みを拡大。明治大学と連携した農業見学、区内にある道路の危険箇所を調査するまち歩きなどを行う。さらに熱海周辺での海岸清掃など、活動の場も広げる意向だ。

 来年2月には、恒例の「麻生区子どもSDGsフォーラム」を実施予定。今年は企業ブースを設け、子どもたちと地域企業を直接つなぐ場をつくる。活動を運営する一般社団法人サステナブルマップの今井雄也代表は「地域の未来創造のため、子どもたちの視点を活かし大人も学びを得たい」と展望を語った。

 7月15日には第3期の初回活動を麻生区役所会議室で実施。自分の経験や幸福度を示し人生を振り返る「自分史年表」を作成するワークを行った。個人作業後は、全体で発表。小学5年生のメンバーは「人によって経験も、思うことも違って面白かった」と語った。

 今井代表は今回のワークについて「まさにSDGsの縮図。大切にしたいことはそれぞれ違う。これを共有するために集まり話し合う場を大切にしたい」と話している。

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