麻生区 人物風土記
公開日:2023.08.18
麻生市民館で講座を行う「市民紙芝居・あさお」の代表を務める
吉田 静香さん
金程在住 53歳
紙芝居で輪をつなぐ
○…「紙芝居の演じ手を増やし、より多くの人と楽しい時間を過ごしたい」と2021年に団体を発足。8月20日から日本独自の文化である紙芝居について学び演じる講座を麻生市民館で開催する。昨年の紙芝居をつくる企画に続いて、今年は「人前で演じられる機会を増やして輪を広げたい」とさらなる活動の拡大を目指す。「紙芝居独特の絵を抜いて差し込む動作は自分も苦労した。その経験が指導にもつながる」と経験を生かす。
○…青森県出身。昆虫採集や泥遊びなどが好きな子どもらしい幼少期を送った。専門学校への進学を機に上京。芝居の勉強をしながら病院での仕事に従事した。多忙な毎日の中で舞台俳優の夢を断念したものの、14年前に知り合いに誘われた活動で紙芝居に出会う。「読み手と同じ空間の中で感情や作家の思いを共有できる」と魅力に染まった。現在は世界中の愛好家たちと活動する「紙芝居文化の会」にも所属し、交流を深める。
○…趣味は歌舞伎や落語など伝統芸能の舞台を見に行くこと。「お話の面白さだけでなく、日本の芸能は型が美しい。動くたびにうっとりしてしまう」と目を細める。過去には地域の狂言教室に参加したことも。「周りに同年代が少なく諦めてしまったが、また挑戦したい」と意気込む。
○…地域を題材にした紙芝居作品を扱うことにも挑戦する。「まちのいいところを引き出す機会につなげたい」と展望を語る。10年ほど前には夫とともに「おもちゃとあそびの会」を発足。地域の子どもたちに「遊ぶ楽しさ」を伝えるため、市民交流館やまゆりのイベントなどで珍しいおもちゃの存在を発信するなど、活動に励む。「今後も地域活動の中でさまざまな世代とつながっていきたい」と未来を描く。
ピックアップ
意見広告・議会報告
麻生区 人物風土記の新着記事
コラム
求人特集
外部リンク
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!











