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麻生区 教育

公開日:2023.08.25

千代ヶ丘こ文縁日
「メダカすくいで思い出を」
地元飼育家が協力

  • 慎重にメダカを狙う子どもたち

 千代ヶ丘こども文化センター、同センター運営協議会が共催するミニ縁日が8月19日、同センターで開催された。

 金程中学校の福祉厚生委員会やこども運営会議の協力のもと、カレーやかき氷、駄菓子の販売や、射的コーナーなどが設置され、1部、2部合わせて76人が参加した。

 当日は千代ヶ丘在住で、絶滅危惧種に指定されているメダカやホトケドジョウを飼育、繁殖し、地域に還元する活動をしている斉藤訓章さんの協力のもと、メダカすくいも行われた。子どもたちは、水槽に放たれたシロメダカや体が黒い品種のオロチメダカなど、5種類のメダカをポイですくい、体験を楽しんだ。

 初めてメダカすくいに挑戦したという坪田あかりさん(金程小学校3年)は「難しかった。大きな音を立てると逃げてしまうので、静かにすくったら2匹ゲットできた」と笑顔を見せた。

 斉藤さんは、自身の子どもが通っていた縁から前館長と交流を持ち、「繁殖させたメダカの売り上げで図書を購入する」と、同センターの活動に協力。同イベントの中で、5年ほど前からメダカすくいを実施するようになった。

 「生き物を育てるきっかけの第1歩になってほしい」と斉藤さん。「命を育てることの大切さを学びつつ、地元で遊んだいい思い出、楽しかった記憶になってもらえれば」と地域貢献への意欲を見せた。

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