麻生区 意見広告
公開日:2023.08.25
連載106
王禅寺ふるさと公園で実証実験
みらい川崎市議会議員団 こば りか子
川崎市は、来年7月に市制100周年を迎えます。
王禅寺ふるさと公園は、市制60周年を記念し設置され、生田緑地・等々力緑地・富士見公園と同じ総合公園です。ところが、等々力緑地は指定管理料12億3500万円、生田緑地は4億9100万円が計上される中、11万2千平方メートル以上の面積を有する自然豊かなふるさと公園は維持管理委託料として、わずか1千万円しか計上されていません。この金額について私は、約7年前から適正管理を訴え続けた結果、当初の670万円から引上げられていますが、全く充足していません。
ふるさと公園入口にある池は、6年前、私の議会質問を受け大規模浚渫が開園後初めて行われました。溜まった汚泥は約80トンあり撤去できなかった分はコンクリートで埋められました。その際、数年間稼働していなかったポンプは修繕されましたが、濾過機は故障したままとなっていたため、この池から汲み上げた水を濾過せずに流しているだけの園内を流れる川は、不衛生な状況となっています。そこで、せめて足洗い場の新設を求め続けてきましたが、市は「もともと川は修景施設であり水遊びをすることは想定していない」とし、注意喚起以上の対応を行ってきませんでした。
そのような中、市は今年6月、ふるさと公園の中でも人気の芝生広場にバスケットゴールを設置すると委員会で唐突に報告をしました。昨年から市は、バスケットボールやスケートボードを若者文化のスポーツと定義し、「面積2千平方メートル以上」「隣接住宅との距離が100m以上もしくは高低差がある」「高架下や線路、幹線道路に隣接している」「トイレがある」という条件を満たした公園に、これらの施設整備を進めています。本来は、騒音や時間帯を考慮しない来園者の増加など様々な影響が見込まれることから、設置する際は地域の意見を丁寧に聴取するとしている計画のはずが、王禅寺ふるさと公園は「総合公園である」ことを理由に、そうした手続きを省略して設置に向けた測量を始めたため、私は議会で取り上げ、地域や利用者の意見を聴取したうえで、手入れが行届いた芝生広場や、傾斜のある広場ではなく、また園路の歩行者にも迷惑をかけない場所での再検討と、地域から賛同を得られない場合は潔く撤退することを強く要望しました。
それを受け、当局は8月上旬に利用者や周辺地域の方にインタビュー形式で調査を行った結果、「芝生広場はやめてほしい」「池を埋めて設置する等、場所を考えてほしい」「自然のままがよいので運動施設は設置しないでほしい」などの意見もありましたが、「賛成」または「試験的ならよい」との意見が多かったため、管理棟の前の駐車場部分に小学生用のミニサイズのゴールをフェンスで囲った上で、試行的に設置する方向で調整していると報告がありました。9月2日に、プロのバスケットボール選手を招いてセレモニーを行い、来年2月までの実証実験を行うとのことです。期間中、アンケート調査も行うよう求めましたので、ぜひご意見をお寄せいただきますようお願いいたします。
みらい川崎市議会議員団 木庭理香子
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TEL:044-299-7360
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