戻る

麻生区 意見広告

公開日:2023.08.25

県政報告【5】
業界団体&市町村ヒアリング
神奈川県議会議員 小林たけし

 7月11日の県議会第2回定例会閉会後、各業界団体や県内市町村の幹部から県政への要望をヒアリングしました。党所属国会議員や秘書も加わり、県で収まらない案件は即座に国にも情報共有されました。要望ヒアリングは与野党問わず各政党が行っているもので、秋以降に本格化する来年度予算編成を見据えた夏の風物詩でもあります。

 ここでいくつか事例をご紹介しましょう。

【1】業界団体ヒアリング

 皆さん、「2024年問題」を聞いたことはありますか?主に物流業界のトラック運転手を例に報道されていますが、働き方改革関連法によって2024年4月1日以降は彼らの労働時間が制限されます。これは医師にも当てはまります。現在の夜間、休日等救急医療体制は、主に大学病院勤務医たちの時間外労働によって支えられていますが、来年4月1日以降はこの過重労働が制限されることになります。それに伴って、各病院の夜間、休日等救急医療体制が変更になることを、神奈川県からも県民に周知するよう医療関係団体から要望を受けました。

【2】市町村ヒアリング

 今回、私は平塚と横須賀の県合同庁舎で、それぞれ周辺の自治体から要望をお聞きしました。その中で多くの自治体から「保育士の確保及び処遇改善」に向けて、県独自の給与補助や県内全域での保育士の需給調整を通して、各市町村に保育士が配置されるよう求められました。麻生区内で保護者とお話すると、近隣の稲城市などを例に子育て支援環境の違いを指摘されます。川崎市の子育て環境は、東京都に劣るということです。しかし、政令指定都市以外の県内各市町村を回ると、横浜や川崎並みの保育士の処遇改善が神奈川県に対して求められるという訳です。東京→県内政令指定都市→県内市町村というピラミッド構造があるものの、全ての幼児が等しく健やかに育つ環境を確保するため、十分な数の保育士が県内全域に満遍なく配置される体制を整えねばなりません。

小林たけし

川崎市麻生区百合丘1-17-5-704

TEL:080-5060-4702

https://www.kobayashitakeshi.com/

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS