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公開日:2023.09.08
王禅寺ふるさと公園
バスケゴール設置 検証へ
常設に向け、需要・騒音調査
川崎市は8月31日、王禅寺ふるさと公園にジュニア用のバスケットゴールを設置した。来年2月までの実証実験として、利用ニーズと設置条件の検証を行う。9月2日には、女子バスケットボールトップリーグに所属する富士通レッドウェーブによるバスケットボール教室も行われ、25人の子どもたちが参加。会場となった同公園はにぎわいを見せた。
今回、王禅寺ふるさと公園に設置されたバスケットゴールは、移動式のもので、来年2月までの実証実験期間中は固定され、誰でも自由に利用することができる。11月11日(土)には、若者文化を体験するイベントも開催する予定だという。
今回の実証実験では、利用ニーズと、住宅から100m以上離れた場所に設置していることから、騒音の影響などについて検証を行う。ゴールの横には、二次元コードが掲示され、利用者からアンケートを募集するほか、施設利用についてもヒアリングを行っていく予定だ。
9月2日に行われた富士通レッドウェーブによるバスケットボール教室には、25人の子どもたちが参加。テミトペ選手や安江沙碧梨選手らがシュートやドリブルの指導を行った。参加した渡邊恵美子さん(王禅寺中央小6年)は「憧れの選手と一緒に練習ができたことがうれしい。プロの選手に教えてもらうのは初めてだったので、教えてもらったことを活かしたい」と声を弾ませた。
来年2月まで
市では、地域の子どもや若い人たちが日常的にスポーツに触れる場を目指し、昨年度、御幸公園(幸区)、鷺沼公園(宮前区)にバスケットゴールを設置。実証実験を行ってきた。今年6月、実証実験の結果を踏まえ、「公園等における若者文化施策等と連携した施設整備の考え方」をまとめた。
バスケットゴールの整備については、【1】管理面積2千平方メートル以上、【2】設置箇所と隣接住宅の距離が100m以上、もしくは高低差がある、【3】線路や幹線道路に隣接、【4】トイレがある公園が条件となる。これらの条件を満たす公園は市内に13カ所あり、そのうち、王禅寺ふるさと公園と池上新田公園(川崎区)で実証実験を行うことに。市では、「実証実験の結果を踏まえて、常設に向けて進めていきたい」と話し、今後検証を進めていく考えだ。
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