戻る

麻生区 意見広告

公開日:2023.09.08

県政報告【6】
文教委員として県内外公立高校視察
神奈川県議会議員 小林たけし

 今回、新人議員として初めて県内外の視察に参加しました。8月21日〜23日には、福島県と宮城県の県立高校4校を訪問。8月30日には、神奈川県内の美術館と県立高校2校を視察。私が所属する自民党だけではなく、他会派の議員、議会局の職員の皆さんと構成された「チーム神奈川」による視察団でした。

 東北2県では、それぞれ工業、防災教育、理科系人材育成、農業など、それぞれ特色ある学校を訪問しました。例えば、2日目に伺った宮城県古川黎明高校のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)のように、県から指定された学校には特別な施設等が用意され、目標を達成するための予算がつきます。しかし学校の運営や生徒を育成することは、教育委員会が方針を示し、予算を振り分けて完了ではありません。今回視察した学校には、生徒への指導に強い想いと実行力を兼ね備えた教員の皆さんが配置されていたことを、視察の中で強く実感しました。

 私立高校とは異なり、公立校の教員は定期的な異動がついて回ります。必ずしも教育委員会が立てた目標を実行できる人材が揃っているわけではなく、現有戦力の中で苦労しながら担当を振り分ける校長先生の苦悩も良く分かりました。神奈川県においても、県教委と各校の実態を見ながら方針を決めねば、せっかく立てた目標が空回りしかねません。9月以降、このような目標と実行の間のジレンマを、委員会での質問にも生かしていこうと考えています。

 議員視察に対しては、世論の厳しい目が向けられています。しかし、視察中の学び、ひらめき、人的ネットワーク構築は、間違いなく県議会での議論に良い効果をもたらすと考えます。大事なことは、私が議員として日々の議会活動に生かすと共に、納税者からの指摘にも堂々と答えること。視察は、必ずしも直ぐに具体的な数字や成果に結びつくとは限りません。中長期的視点が必要であるからこそ、公費で派遣頂いているとの責任感を常に自覚して活動して参ります。

小林たけし

川崎市麻生区百合丘1-17-5-704

TEL:080-5060-4702

https://www.kobayashitakeshi.com/

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS