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麻生区 スポーツ

公開日:2023.10.06

白鳥中3年似内(にたない)さん
女子ラグビーで全国4位
俊足生かし勝利に寄与

  • ラグビーボールを抱く似内さん

9月からワールドカップが始まり、盛り上がりを見せているラグビー。区内でも未来を担う若い力が成長中だ。

 市立白鳥中学校3年で、ラグビーチーム「ブレイブルーヴ」に所属する似内芽衣子さんが、東京都代表に選ばれ、9月16日〜18日に茨城県で開催された「第14回全国中学生ラグビーフットボール大会」に出場。女子の部で4位の成績を収めた。

 同大会は、男子、スクール男子、女子に分かれ、都道府県の予選大会を勝ち抜いた各8チームが出場。トーナメント形式で実施された。

 初戦の長崎戦では40対7で圧勝。似内さんは3トライをあげ、チームの勝利に貢献した。「トライするごとにチームメイトが声掛けをしてくれたので頑張れた」と声を弾ませた。

 準決勝の福岡戦では前半同点と拮抗した展開だったものの17対7と惜しくも力及ばず。3位決定戦ではライバルの神奈川に26対5で敗れ、4位という結果に。似内さんは「前回は2位だったので悔しさが強い。試合を重ねる中で、チームの連携はよくなった」と振り返った。

貢献できる選手に

 身体接触を禁止し、性別・年齢問わず楽しめるタグラグビーのクラブ「新百合ケ丘レックス」で小学2年生から競技を始めた似内さん。水泳や書道などほかにも習い事をしていたが、「練習がきつくても励まし合える仲間がいる」団体競技の魅力に惹かれ、没頭した。

 現在はチーム随一の俊足が評価され、味方がつないだボールを、駆け上がってトライに繋げる「ウイング」のポジションを任されている。

 チーム内の先輩たちからのアドバイスに真摯に向き合い、日々練習に打ち込む。「今の課題はタックル。低い姿勢を保つことで改善し、チームに貢献できる選手になりたい」と抱負を語った。

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