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麻生区 教育

公開日:2023.10.06

親子で秋の味覚収穫
「禅師丸柿」に親しみを

  • 重く長いばっぱさみに苦戦

  • 大量の芋に驚く参加者

 「柿生」の地名の由来とも言われている麻生区の木・禅師丸柿のもぎ取りと芋堀り体験が9月30日、黒川の農家の協力のもと行われた。

 麻生区と麻生観光協会が主催、麻生禅師丸柿保存会、JAセレサ川崎 柿生支店が協力し、禅師丸柿に親しんでもらおうと企画された同イベント。今回で9回目の開催となる。

 当日は市内から集まった56組138人の応募の中から、抽選で選ばれた12組32人の親子が参加した。保存会の宇津木裕会長による禅師丸柿の歴史や特長説明の後、先端が割れている竹製のもぎ取り棒「ばっぱさみ」を使用し、古くからの手法で柿もぎを行った。

 今年は猛暑のため、数は少なく小粒だったものの、参加者たちは親子で協力しながらばっぱさみを使い、実った柿を次々に収穫していった。柿もぎの後は畑に移り、サツマイモ堀りを体験。一列に植えられた芋の収穫を楽しんだ。

 参加した沖田ひなたさん(南百合丘小学校4年)は「柿が熟していたので、ばっぱさみでしっかり奥まで刺さないとすぐ落ちてしまい、難しかった。柿も芋もたくさんとれて楽しかった」と笑顔で感想を語った。

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