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麻生区 トップニュース社会

公開日:2023.10.20

かわさきTEKTEK
歩いて子どもを応援
循環型健康事業が始動

 川崎市は10月3日、ウォーキングアプリを活用した健康ポイント事業「かわさきTEKTEK(てくてく)」を開始した。歩いて貯めたポイントを市立小学校などに寄付すると、協賛企業の応援特典に申し込める仕組み。担当者は「健康循環社会につなげたい」と話す。

 事業の名称には、T「楽しく」、E「笑顔で」、K「健康に」、T「貯まった」、E「笑顔は」、K「子どもたちに」という願いが込められている。参加者は歩数に応じてポイントを貯め、使い道を公表している小学校を選んで寄付。ポイントにより得られる応募チケットから、協賛企業の応援特典に申し込める。学校側は、寄付されたポイント数に応じた応援金を市から受け取り、「図書館や学級文庫の本を充実させたい」「校庭の花壇をきれいにしたい」など、子どもたちの学校生活を充実させる還元型の事業だ。

 スタート時点で、川崎フロンターレ、川崎ブレイブサンダースといったプロスポーツチームのほか、47社が協賛に名乗りを上げた。応援特典は「モノ」だけでなくその企業ならではの「体験モノ」を数多く用意。例えば、フロンターレは「麻生グラウンドクラブハウス体験会」、ブレイブサンダースは「選手がバスケを教えにきてくれる券」を特典とした。

 参加対象は18歳以上。市公式アプリ「かわさきTEKTEK」内には、記録やランキング、ウォーキングコースなどの機能がある。担当者は「高齢者も参加できるよう、一日2000歩からポイントを付与する。健康と優しさが循環する社会の構築を目指していく」と展望を語った。

 今年度のポイント獲得期間は来年3月31日まで。応援特典の申し込み期間は3月1日から3月31日まで。(問)カラダライブコールセンター【電話】0570・077・122

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