麻生区 意見広告
公開日:2023.10.20
市政報告
チャンスを多くの子ども・若者に〜決算審査・文教分科会の審議より〜
みらい川崎市議会議員団 鈴木朋子
9月下旬から10月にかけて、決算審査特別委員会が開かれました。各議員が常任委員会ごとに5つの分科会に分かれ、私は全体の委員長と文教分科会(教育委員会・こども未来局・市民文化局)の審査を担当しました。
川崎市子ども・若者応援基金とは
川崎市の「子ども・若者応援基金」。夢や目標をもつ子どもたちを応援するため平成30年4月に新設された基金です。競馬競輪事業益金を活用する他、個人・企業・団体の寄附で成り立っています。令和4年度の歳入内訳は、競馬競輪事業益金が3千万円、企業等からの寄附が約1億300万円、ふるさと納税が約3600万円で、決算額は約1億7千万円です。
教育格差の解消は行政の使命
基金の使い道の一つが【1】教育格差の解消です。里親家庭や児童養護施設等の入退所者等を対象とした大学等進学時の奨学金や資格取得への給付金(決算額約1630万円)と、個性に応じた学習支援費用の支給(決算額約1220万円)があります。毎年度着実に執行されている事業ですが、対象者は合わせて年間50〜60人程度です。制度を周知すると共に、受け入れ枠を広げるなど、支援拡大が必要です。
新しい視点で子どものミライの底上げを
もう一つが【2】挑戦の後押しです。グローバル人材育成事業としてスタンフォード大への留学の道も拓ける「Stanford e-Kawasaki」や「かわさきジュニアベンチャースクール」などがあります。令和4年度の予算は2500万円余。決算をみると前者が約1070万円、後者が約510万円。932万円余が使われないままでした。質疑の結果、アイデア不足で新規事業の提案ができなかったことが原因と判明。使われない分は基金に積まれるものの、運用益は微々たるものですし、肝心の支援は先延ばしになります。
子ども・若者のチャンスとチャレンジを増やすために新たな事業を開拓し不用額を出さず執行するべきです。引き続き注視します。
みらい川崎市議会議員団 鈴木朋子
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TEL:044-200-3355
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