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公開日:2023.10.27
エコガーデンはるひ野
循環型エコで最優秀賞
市のCO2削減に貢献
省エネや節電等のCO2削減に貢献する優れた取り組みを称える「スマートライフスタイル大賞」の表彰式が10月18日、川崎市役所で行われ、地域住民サークル「エコガーデンはるひ野」が最優秀賞に選ばれた。同団体は、はるひ野駅前の花壇で、生ごみ堆肥を使った花植えや、地域交流を行っており、花と人、まちをつなぐ循環型のエコ活動が評価された。
川崎市とCC川崎エコ会議が連携し、2012年度から始まったスマートライフスタイル大賞。市民や事業者等のCO2削減、地球温暖化対策に貢献する優れた取り組みを表彰している。12回目となった今回、13件の応募の中から、最優秀賞にエコガーデンはるひ野を含む3件が選ばれた。
同サークルは、近隣住民によって2013年に発足。家庭から出る生ごみを、生ごみ処理機器のダンボールコンポストで堆肥化し、駅前にある花壇の花植えや追肥に活用している。10年間で16トンの生ごみを削減するほか、抜いた花を地元農家の協力を得て、土に返す活動も行っている。さらには、地元子ども会と連携して花植えを行ったり、花壇等でとれた身近な素材を生かしたワークショップを開催するなど、地域交流も積極的に行っている。
今回、そうした花壇づくりを通して、人と地域をつなげる循環型のエコ活動が評価された。
表彰式で登壇した福田紀彦市長は「毎年レベルがあがり、市内の裾野が広がっている。今日表彰された取り組みはその先端をいく。ぜひ真似をしてもらいたい」とあいさつ。CC川崎エコ会議の足立芳寛会長は「今回は、医療、事業、市民活動と多岐にわたるセクターから応募があり、甲乙つけがたかった。持続的な社会、地球を目指し、みんなで取り組んでいきたい」と講評した。
同サークルの相馬直子代表は「みんなでコツコツ続けてきたことが、花開き、実を結んだ。楽しみながら、ごみを堆肥にし、きれいに花を咲かせすことに、これからも取り組んでいきたい」と目標を語った。
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