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麻生区 教育

公開日:2023.11.10

寺子屋わかたけ
古来の手法で脱穀
真福寺小児童が体験

  • 千歯こきを使った脱穀に初挑戦

 区内白山神社近くの王禅寺東にある田んぼで11月4日、市立真福寺小学校の児童24人とその保護者らが米の脱穀体験を行った。

 今回の取り組みは、同校児童を対象に放課後の学習支援を行う「寺子屋わかたけ」の体験活動の一つ。今年度は、新たに米づくりを企画し、6月の田植え、10月の稲刈りに続いて、今回脱穀に挑戦した。

 当日はガソリンで動く動力式脱穀機のほかに、同校に保管されていた千歯こきと足踏み脱穀機の3種類を使用。同実行委員会の井上俊夫実行委員長から、歴史や原理の説明を受けた後、参加者たちは実践へ。自然乾燥された稲を1束ずつ取り、順番を譲り合いながら脱穀体験を行った。5年生の大原公揮さんは「特に千歯こきは歴史を感じられて楽しかった。歯の奥のところまで稲を入れてから思い切り引っ張ると綺麗にとれた」と成果を語った。

 井上委員長は毎年、同校だけでなく麻生小学校、王禅寺中央小学校の米作り体験にも協力。今年の活動について「原始的な機械を使い、子どもたちに貴重な体験をしてもらえる機会になった」と振り返った。

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