麻生区 経済
公開日:2023.12.15
税の思い標語に 20人入賞
小・中学から1841件
麻生区と多摩区の小中学生を対象にした「税の標語」の表彰式が12月5日、川崎西税務署で行われた。応募総数1841件の中から、入賞者20人が表彰された。
主催は、消費税の適正申告をPRする川崎西間税会(伊藤久史会長)。次世代を担う子どもたちに、税金の在り方、納税の義務など、税を身近に感じてもらうための租税教育の一環として、毎年実施しており、今回で9回目を迎えた。
今年、6月下旬から9月上旬まで、両区の小中学生から作品を募った結果、小学生1698作品、中学生から143作品の応募があった。
その中から、川崎西税務署長賞には、山内結和さん(金程中3年)の「消費税 日本を支える 杖になる」が選ばれた。山内さんは「自分が選ばれると思っていなかった。びっくりしたけれどうれしい」と喜んだ。作品については「税金は、公共施設など自分たちの生活の支えになっているので、杖とかけてつくった。将来、自分も抵抗なく税金を納められるようになると思う」と税への思いを語った。「消費税 めぐりめぐって あなたのもとへ」の作品で、川崎市長賞と神奈川県間税会連合会会長賞を同時受賞した紙戸智美さん(片平小6年)は「受賞できてうれしい。税金がないと病院や学校が建てられないことを学んだ。自分も将来しっかり働いて払っていきたい」と話した。
伊藤会長は「2000点近い応募があり、感謝している。標語の背景にある税金の大切さについて、考えてくれた有意義なコンクールになった」と総括した。
麻生区内の受賞者は次の通り(敬称略)。▽東京国税局間税会連合会入選/向山愛音(長沢小)▽銀賞/川戸智矢(西生田小)/猪野結月(南百合丘小)/田中千温(百合丘小)▽銅賞/中村健太郎(金程中)/石田楓(岡上小)/影山穂佳(柿生小)/山澤恵和(千代ヶ丘小)
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