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公開日:2023.12.15
新百合ヶ丘駅周辺
乗り合い送迎 実験再開
12月20日から エリア拡大
乗り合い送迎サービス「チョイソコかわさき しんゆりエリア」の実証実験が12月20日(水)から、新百合ヶ丘駅周辺エリアで再開される。実施は、双日(株)(東京都千代田区)と川崎市。今年1月から3月に行われた実証実験から運行エリアを拡大し、LINEでの予約、電子決済が可能に。エリアごとに隔日運行することで、効果的な運行の可能性を検証していく。
今年1月から3月までの2カ月間、新百合ヶ丘駅周辺を中心に実証実験が行われた「チョイソコしんゆり」。路線を固定せず、利用者の予約に合わせて運行する「デマンド型」の交通システムだ。山坂が多くバスの停留所から少し離れた向原や千代ヶ丘、王禅寺東を重点エリアとし、新百合ヶ丘駅、区役所、いこいの家など約150の停留所を設け、利用者のニーズに合わせて運行された。
今回は、中原区や高津区の一部で「チョイソコかわさき」の実証実験を行っている双日(株)が川崎市と連携して実施。使用する車両は、ミニバンで8人乗りの1台。新たに細山の一部をエリアに追加し、隔日運行に。停留所は前回よりも20超増えて、約170となる。
新百合ヶ丘駅より北側のエリアは、月・水・金・土曜、南側は日・火・木・土曜で、土曜は両エリア共通運行。予約方法は、電話(【電話】050・201・87390、18日(月)から)に加え、新たにLINEを追加。さらに電子決済も導入された。
運行時間帯は平日午前8時から午後9時まで、土日祝日は午前9時から午後5時まで。運賃は、昨今の燃料費や人件費の高騰等による輸送費用の増加が見込まれることから、1回400円(未就学児は無料)に値上げされる。市の担当者は「前回の利用者から継続を求める声が多く、今回実証実験を再開することになった。前回は事業性の確保、周知が課題だった。その課題を解決しながら、行政支援の在り方を検討していきたい」と展望を語る。
運行期間は、12月20日から年明け2月29日(木)まで。ただし12月29日(金)から1月8日(月・祝)は運休。予約は、LINEで友だちになるか、電話で、利用2週間前から30分前まで受付。会員登録、予約は18日(月)から。
前回は、2カ月間で登録者数延べ564人、利用者数は792人だった。市の担当者は「駅周辺の利便性の向上と交通渋滞解消も検証していきたい」と話している。
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