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麻生区 教育

公開日:2024.01.05

寺子屋わかたけ
脱穀後のワラ しめ縄に
稲作体験の総仕上げ

  • 親子で協力して縄を綯う姿も

  • 完成させた飾りを持ち笑顔

 市立真福寺小学校で12月23日、同校児童がワラを使ったしめ縄飾りづくりを行った。

 同体験は、同校児童を対象に放課後の学習支援を行う「寺子屋わかたけ」の活動の一つ。今年は新たに稲作体験を企画し、約半年かけて田植え、稲刈り、脱穀、餅つきを行ってきた。

 今回は企画の集大成として、脱穀した後の稲ワラを使い、しめ縄飾りづくりを実施。21人の児童と保護者が参加した。

 当日は同実行委員会の井上俊夫実行委員長が、しめ縄の作り方を紹介。数本のワラを一つにまとめるようにねじり編んでいく「綯(な)う」作業を行いながら手本を示した。子どもたちも井上委員長に続き、挑戦。乾燥したワラは折れやすく、苦戦する姿が見られたものの、しめ縄飾りを完成させた。前田澪さん(5年)は「初めはちぎれてぐちゃぐちゃになり、難しかった。花をいっぱいつけたのがポイント」と笑顔を見せた。

 今回で一連の稲作体験が終了したため、最後には全ての回に参加した10人の児童を「稲作マイスター」として表彰、賞状が手渡された。

 井上実行委員長は「全5回の体験だったが意欲がある子が多く頼もしかった。稲は全部無駄にならず使えることを、身をもって体験してもらえたと思う」と手応えを語った。

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