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麻生区 社会

公開日:2024.01.12

消防出初式
活気あふれる一斉放水
4年ぶり公開に感嘆の声

  • 青空に向けて一斉に水を放つ参加部隊

 麻生消防署、麻生消防団が主催する麻生地区消防出初式が1月6日、麻生水処理センターあさおふれあいの広場で開催された。

 出初式は、域防災力の向上や消防職団員の士気高揚などを目的に、毎年正月に各地で行われている。麻生区では、新型コロナの影響で昨年まで中止、規模を縮小して開催されていたが、今年は4年ぶりに一般公開が行われ、同署署員、団員、麻生地区少年消防クラブのメンバーの計149人が参加した。

 当日、重松純署長は、1月1日に発生した能登半島地震に触れながら「災害はいつ発生するか分からない。出初式や普段の防災訓練への積極的な参加を通じ、さらなる自助、共助の醸成につなげてほしい」とあいさつした。

 消防、防火に協力した区内の企業、団体、個人への表彰のほか、消防車両の分列行進、消防航空隊のヘリコプター「そよかぜ」による祝賀飛行などを実施。ほかにも消防音楽隊やカラーガード隊によるパフォーマンスなども披露され、会場内は盛り上がりを見せた。式の締めくくりとして、参加隊が空に向かって一斉放水を行うと、来場者たちからは大きな歓声と拍手が巻き起こった。

 来場した区内在住の竹内沙織さんは「コロナ明けにも来ていたが、今回は天気にも恵まれ見応えがあった。消防隊演技やヘリコプターの飛行など迫力があった」と笑顔を見せた。

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