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麻生区版 公開:2024年2月2日 エリアトップへ

NPO法人バンビのピエノで子どもたちのイチゴ収穫体験等を企画した 石村 元さん 多摩区在住 38歳

公開:2024年2月2日

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3足の草鞋「笑顔のために」

 ○…運営する区内の学童保育に通う児童たちに、イチゴの収穫体験をしてもらい、そのイチゴを洋菓子店の協力でケーキに交換してもらう。昨秋、自営の農園で苗植えから始まった同企画。子どもたちの食育、労働の対価を得る経験をしてもらうことが目的だ。「子どもたちが自主的に取り組み、楽しんでくれた。良い経験になったのでは」と笑顔で振り返る。

 ○…コロナ禍で外出ができず、学童保育の体験活動が制限される中、昨年、県の補助金を活用してイチゴ農園を開園した。きっかけは、通園する児童の保護者にイチゴ農家がいたこと。話を聞くうちに興味を持った。アドバイスをもとに、試行錯誤を繰り返しながらイチゴを育ててきた。「『美味しかった』と直接声が聞けるのは、これまでの仕事と違う喜びがある。味も収穫も喜んでもらえるのはありがたいですね」とほほ笑む。

 ○…4歳から水泳を始め、高校生のときに自由形でジュニアオリンピック、高校総体で優勝。大学生で日本代表に選ばれ、北島康介さんら五輪金メダリストたちとしのぎを削った。「上に行く人たちを間近で見れて勉強になった」。ケガがもとで選手としての夢は諦め、インストラクターをしながら資格取得に向け猛勉強を重ねた。「水泳の練習が本当にきつかった。だからいくら勉強しても苦にはならなかった」。目標だった税理士の資格を取得した。

 ○…保育士、税理士、農園主と3足の草鞋で多忙な日々。母校の南百合丘小学校で税理士として租税教室を行ったことも。今後は税理士の仕事に重きを置く予定だ。もちろん子どもたちへの体験活動の提供も継続していく。「もっといろいろなスキルをあげていきたい」。周囲を笑顔にする活動はこれからも続く。

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