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麻生区 文化

公開日:2024.02.07

百合丘小望月遼さん
ピアノコンで川崎市長賞
グランプリに次ぐ

  • 鍵盤に手を置き微笑む望月さん

 全国各地から出場者を募る「かわさきピアノコンクール」の本選が1月6日と7日にカルッツかわさき(川崎区)で開かれ、百合丘小学校2年の望月遼さん(8)が、小学校1〜2年生が参加する「A部門」で第1位になり、グランプリに次ぐ川崎市長賞を受賞した。

 「とてもうれしい」。望月さんは素直に受賞の喜びを語った。今回演奏した『鬼あられ』(湯山昭作曲)はテンポが速く歯切れのいい曲で、「パキパキとしたすごく硬いおせんべいみたいな曲」と望月さん。5歳頃から通う京浜楽器百合丘センターでは作曲や、エレクトーンを複数人で演奏するアンサンブルなどにも励んでいるため、12月に入ってから本格的な練習を始め、「先生のレッスンは楽しい」という小野真由美さんの指導で1カ月みっちり練習した。

 「ピアノは楽しい。家でする練習は好きじゃないけれど、人前で弾くのは大好き」という望月さん。「緊張はあまりしないタイプ」とけろりとした顔で答える。水泳も得意で今はバタフライを練習中。将来は「音楽か算数か体育の先生になりたい」と笑顔で話した。

 同コンクールは「音楽のまち・かわさき」から世界へ羽ばたく音楽家の発掘と育成を目的として2021年に始まり3回目。3歳から一般まで8部門で行われる。今回は予選に254人が参加。そのうち、本選には134人が進んだ。

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