「アルテリッカ新ゆり美術展」が3月4日から10日まで、新百合21ホールで開催され、延べ1469人が来場した。
毎年4月から5月にかけて新百合ヶ丘周辺で行われている「川崎・しんゆり芸術祭(アルテリッカしんゆり)」のプレイベントとして開催され、今年で16回目。麻生区美術家協会、麻生区文化協会美術工芸部会に所属する作家らによる、絵画や工芸品、書、写真などさまざまな作品が展示された。
今回は川崎市市制100周年記念プレ事業としても開催。文化協会が主催したデッサン会の作品や、川崎ジュニア文化賞受賞作品も含め73作品が会場を彩り、来場者を楽しませた。来場した女性は「各作品から個性やメッセージが伝わる」と目を輝かせた。
麻生いけばな協会は、所属する19人の合作「玉響(たまゆら)」を披露。昨年の開催時に展示された陶芸作品に花を生けるなど、分野の垣根を超えたコラボも見られた。
佐藤勝昭同実行委員長(82)は「コロナも落ち着いたからか、力強く明るい作品が多かった」と講評。続けて「さまざまな分野、流派が一堂に集まる会。無意識のうちにある種の競争心も生まれ、高め合えるのでは」と企画を振り返った。
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