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公開日:2019.01.25

富士通スタ
球場ラーメン店主何処へ
懐古イベントに向け情報募る

  • 同スタジアムに飾られている球場ラーメン店の写真

  • マサカリ投法を披露する村田兆治さん

 富士通スタジアム川崎(川崎区富士見)が川崎球場の歴史を振り返る催しを企画している。来月2日の同スタジアムでの開催に向けて現在、様々な懐古イベントの準備を進める中、選手やファンを唸らせてきた球場ラーメンの再現を目指し、店主の情報を広く募っている。



 「第3回川崎球場今昔物語 君は川崎球場を知っているか?」と題したイベントは、同スタジアムなどでつくる実行委員会が主催する。同スタジアムの前身でもある川崎球場は、かつてプロ野球大洋ホエールズ(現・横浜DeNAベイスターズ)やロッテオリオンズ(現・千葉ロッテマリーンズ)が本拠地としてプレーしていた。イベントはこうした歴史を後世に伝え、新しい歴史を積み重ねていくことが目的だ。



 当日の目玉の一つとして実施を目指すのが、球場ラーメン店の復刻だ。ファンだけでなく、選手たちも試合前に立ち寄って食べていたという話もある。同スタジアムの田中育郎支配人によると、ラーメン店は同スタジアムを利用するアメフト関係者も知っていたことなどから、90年代まで営まれていたとの見方を示す。店は何度か入れ替わっているようだが、ファンの間で印象深いのが球場晩年の店だ。「なんの変哲もない中華そばだが、ちぢれ麵でしょっぱい。チャーシューがたくさん入っていたのが特徴」と田中さんは語る。インターネットでは、川崎区浜町の金子商店が営んでいたとされ、同スタジアムスタッフが確認のために足を運んだところ、既に店は無くなっていたという。地域住民に聞き込みを行ったところ、店主は店をたたんだ後、菊名(港北区)へ移り住んだことが判明。ただ、連絡先もわからないことから広く情報を募ることを決めた。



 「当時のメニューを再現していただきたいが、せめて店主が顔を出していただくだけでもありがたい。レシピだけでも教えてもらえれば」と田中さん。「手掛かりをいただきたい」と呼びかける。情報、問い合わせは同スタジアム(【電話】044・276・9133)。



村田さんが登場流しそうめんも



 イベント当日はロッテオリオンズのエースとして通算215勝をあげ、「サンデー兆治」の異名で知られる村田兆治さんをゲストに招いたトークショーを開催。スタンドで観客が行っていた流しそうめんのデモンストレーションも見どころだという。このほかにも、川崎球場リアル謎解きゲーム、野球フリーマーケット、スタジアムツアー、ギャラリーなどを実施する。午前9時から午後5時。有料イベントもあり。時間帯など詳細は同スタジアムHPhttps://kawasaki-fujimi.com/

 

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