JR川崎駅西口大宮地区に、イベント会場などに活用するエンタメホールが整備されることになった。川崎市は2月16日、事業提案者の(株)ホリプロと(株)スピークを事業者に決定し、基本協定を締結した。2022年度中の運用開始を目指す。
整備予定地は、JR東日本グループが開発を進めている「KAWASAKIDELTA(カワサキデルタ)」の隣接地。敷地面積は1027・62平方メートル。市は昨年10月から事業者の募集を行った。
提案によると、建物は3階建ての大きさ。大小2つのホールを設ける。スタンディング(立ち見)で大ホールは500人、小ホールは200人の収容を計画。音楽イベントのほか、お笑いライブ、メイク教室、ダンス教室、eスポーツの配信、企業イベントとしての活用を考える。また、カフェも開設する。
2階部分には、カワサキデルタと接続するペデストリアンデッキを設ける。屋上緑化も整備し、休息の場をつくる。
また、災害時には一時待機場所として地域に開放するほか、防災備蓄倉庫を建物内に設置する。
借地期間は20年間。4月以降に借地契約を締結し工事に着手。施設の運用開始は2022年度中を予定している。
周辺地域にはミューザ川崎シンフォニーホールもあり、「新しいジャンルの文化が融合することで新たな交流や賑わいの創出に期待したい」と市担当者は語る。
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