川崎市は昨年10月実施の国勢調査の結果を基に、独自に集計した「町丁別人口速報集計」を先月公表した。人口増加率では、川崎区の「大師河原2丁目」が224・3%で、市内全658町丁のうち2位となった。市統計情報課は「各区とも大規模マンション、住宅建設が進んだ町丁や鉄道駅周辺での人口増加が目立つ」と分析している。
「大師河原2丁目」の人口は2215人で、2015年の前回調査に比べ1532人増加。増加率は224・3%で、麻生区の「栗木3丁目」(301・6%)に次いで市内2位となった。3位は中原区「小杉町2丁目」(145・7%)。
増加率の市内上位10町丁には川崎区から4町丁、幸区から2町丁が入っている。川崎区「大師駅前2丁目」(143%)が4位、幸区「鹿島田1丁目」(130・7%)が5位、川崎区「堀之内町」(63%)が6位、続いて「砂子2丁目」(48%・9)が7位、幸区「都町」(44・8%)が8位となった。
人口増加数では、川崎区の「大師駅前2丁目」が1873人増の3183人で市内3位、幸区「鹿島田1丁目」が1626人増の2870人で4位に続いた。「大師河原2丁目」も6位に入っている。
市担当者は大師河原2丁目の増加率上昇について、558戸の大規模マンション「グレーシアシティ川崎大師河原」の竣工を要因にあげる。大師駅前2丁目でも「シティテラス川崎鈴木町グランドシーズンズ」が475戸、鹿島田1丁目では「パークタワー新川崎」670戸が竣工している。
総数トップ多摩区登戸
全町丁のうち、人口が最も多かったのは「多摩区登戸」の2万4217人。次いで「中原区中丸子」の1万5551人、3位が「高津区久末」の1万5013人だった。前回1位だった宮前区野川は一部住居表示の実施により5位となった。
川崎区、幸区の町丁は人口総数市内上位10位以内には入らなかった。川崎区内で人口が最も多いのは「日進町」の7262人、幸区は「下平間」の8048人だった。
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