外語ビジネス専門学校を運営する学校法人深堀学園(深堀和子理事長)は9月21日、川崎区駅前本町のKCCIホールで記者会見を開き、来春、京急川崎駅前に起業家の育成を目指す「グローバルBiz専門職大学」を開学すると発表した。
文科省から認可を受けたのは8月31日付でグローバルビジネス学部を設置する。経営力、語学力、コミュニケーション能力を身に付け、「斬新な発想力(インスピレーション)」と「豊かな想像力(イマジネーション)」でリーダーシップを発揮し、イノベーション(技術革新)を起こすことのできる人材の養成を目指すとしている。深堀理事長は「これらは成功する起業人に必要な要素」と強調。「東京と横浜の間にある恵まれた地で産業界の未来を支える国際視野をもつ起業家を育成する」との意欲を示した。
キャンパスは専門学校の校舎内に開設する。深堀理事長は高校卒業生のほか「社会人の学び直しの場としても提供、留学生を定員の1割程度受け入れる」と表明。海外で博士号や修士号を取得した教員の割合が高いとし「キャンパス内はダイバーシティー感覚養成の場となる」と力を込めた。学長には、日立製作所で経営戦略の実行とIoT新事業創生などの統括を行っていた平岩賢志氏が就任。顧問には、光触媒の世界的研究者で川崎市名誉市民の藤嶋昭氏が就く。
専門職大学は、特定の職業のプロフェッショナルになるために必要な知識と理論、実践的なスキルの両方を身に付けることのできる大学で2019年4月から始まった。現在、19校が文科省から設置認可を受ける。開学により「川崎南部のイメージがよりアカデミックなイメージに変わることを願う」と深堀理事長は期待を込めた。
会見には草壁悟朗川崎商工会議所会頭、三浦淳川崎市産業振興財団理事長、藤原徹川崎市まちづくり局長が出席し、祝辞を述べた。三浦氏は市内の中小企業との連携やかわさき起業家オーディションなどでのコラボに期待を寄せた。
川崎区・幸区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|