川崎区・幸区 トップニュース経済
公開日：2022.10.21
川崎工場夜景観光
市北部からの集客期待
バスツアー運行開始
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バスを降りる場所や見どころを確認する川崎工場夜景ナビゲーター
川崎臨海部を巡る、川崎市内発着の工場夜景バスツアーが８年ぶりに復活する。定期開催のバスツアーとしては初めて市北部からの発着となる。川崎区東扇島に営業所を構える（株）アイビーエス（本社／東京都港区）が企画し、10月30日から来年２月まで運行する。
バスツアーは、来年起立４００年を迎える東海道川崎宿の関連施設を巡り、扇町地区や川崎マリエン、多摩川スカイブリッジなどを見学する。発着場所は新百合ヶ丘駅、登戸駅、溝の口駅、武蔵小杉駅、東海道かわさき宿交流館（川崎区本町）に開設し、参加者は好きな場所から選ぶことができる。来年２月までの金曜日、日曜日を中心に運行し、発着地は開催日によって異なる。
「日本五大工場夜景」の一つに数えられる川崎の工場夜景は、東京や横浜発のツアーが設けられるなど人気を博す。一方で交通アクセスの悪さなどから、川崎北部の人がツアーに参加しづらい状況にあったことが課題とされている。同社は今回のツアーを市北部アクセスの利便性を図る実証実験の意味も込める「川崎南北交流の一助になれば」と期待を寄せる。実施に当たっては観光庁の補助金を活用。市観光協会の協力を得ながら企画した。
運行に先駆け、９月19日には試乗会を開催。同社や市観光協会関係者、臨海部の歴史や工場の景観や特徴を解説する川崎工場夜景ナビゲーターが参加し、臨海部のバス停車位置や車窓から夜景を楽しめるポイント、写真撮影の場所などをチェックした。ナビゲーターの一人は「宇宙空間のようにきらめく夜景を楽しむ快適なひと時を提供したい」と語る。
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