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公開日:2023.09.15
(仮称)川崎市民館・労働会館
26年供用開始へ歩み
サンピアン改修 11月に再入札
川崎市は教育文化会館の市民館機能を市立労働会館(サンピアンかわさき)に移転して再編整備を進める「(仮称)川崎市民館・労働会館」の再編整備について、2026年2月から供用開始を目指す方針を市議会文教委員会で示した。工事費は前回から約10億円増額した約79・1億円で11月に入札を行う。
順調に進めば24年3月に事業者と契約締結。4月から改修工事に入り、25年12月に竣工する見込みだ。
入札は今年3月にも行われたが、建築コストの高騰などにより、不調に終わった。関連する電気設備、空気調和設備、衛生設備工事の入札は中止となった。これにより、供用開始時期は最短で1年程度遅れる見込みとなった。
市はその後、建設業者にヒアリングを行い公示価格の見直しを実施。整備手法についても改築と改修で再度検討、改修で進めることを決めた。改修では改築と同じ程度の機能改善が見込まれ、最短スケジュールで供用開始ができる。一方、改築の場合、供用開始が約4年9カ月遅れる上、総事業費は改修に比べて約28・4億円高額になるという。
改修工事期間中、富士見公園で「全国緑化都市かわさき緑化フェア」が行われることから、景観に配慮した仮囲いなどを設置するとしている。
再編整備される「(仮称)川崎市民館・労働会館」は、地下1階、地上5階建で延べ床面積は約9667平方メートル。定員668人のホールや150人収容のミニホールが入るほか、体育室や市民ギャラリー、図書コーナーを設置。演奏活動ができるスタジオや音楽室、料理室や和室などが整備される。
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