川崎区・幸区 人物風土記
公開日:2025.09.19
桐光学園野球部の新監督に今夏就任し、チームの指揮をとっている
天野 喜英さん
相模原市在住 41歳
薫陶を胸に 進化を誓う
○…春1回夏4回甲子園に出場、全国的に注目を浴びる神奈川県で「四天王」とも称される高校野球の強豪・桐光学園。約40年にわたりチームを率いて今夏に勇退した野呂雅之前監督の後を継ぎ、名門の指揮を任された。出身校でもあり、コーチとしても14年目。「体に染みつきすぎている」というほど近くで学んできた恩師の教えを継承する決意を固め、「一つ一つのプレーを丁寧に、自分たちから崩れない、最少失点で守り勝つ野球をより進化させていきたい」と抱負を語る。
○…相模原市出身。小1から野球を始め、中学で硬式へ。チームの柱として全国大会に出場するなどの活躍が野呂監督の目にとまり声をかけられた。第一印象は「シュッとしていて格好良い監督だな」。運命の出会いを経て桐光学園に入り、卒業後は指導者の道も見すえて東海大学に進学。セガサミーに6年勤め、2012年に体育教員として母校に着任した。
○…毎朝40分ほどグラウンドを走るのが日課。オフは近所のスーパーへ買い出しに行くなど家での時間を過ごすが「家族サービスとまで言えるかなあ」と少し気恥ずかしそう。父の背中を追って2人の息子も野球に打ち込んでおり、キャッチボールで心を通わせる。
○…2001年春の選抜で、桐光学園として初めて甲子園の土を踏んだときの主将で捕手。初出場が決まった当時、新百合ヶ丘駅に掲げられた懸垂幕を見て「皆さんに応援されて野球ができている。桐光の一員として、一人の人間として、しっかり行動しなければ」と襟を正したことを覚えている。「野呂監督には『いろいろなことに気づきなさい』と言われてきた。社会で必要とされる人間になろうと」。野球を通じて学んだ「人間教育」を受け継いでいく。
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