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公開日:2026.02.20
東京湾フェリー
世界初の水素燃料船舶
27年11月、新造船就航へ
横須賀市久里浜港と千葉県金谷港を結ぶ「東京湾フェリー」に、世界初となる「水素専焼発電機関」を活用した新造カーフェリーが導入されることがわかった。同社を傘下に持つ東京汽船(株)(横浜市中区)が2月10日に発表したもので、2027年11月の就航を予定している。
新造船は、1992年から30年以上にわたり親しまれてきた現行の「かなや丸」の代替船として就航する。広島県福山市のジャパンハイドロ(株)が発注・所有し、常石造船(株)にて建造される。完成後は、船体のみを借り受ける契約形態「裸用船(はだかようせん)」で東京湾フェリーが運航する。全長約84・1m、総トン数約3580トンの規模で、旅客定員は約680人。積載能力は乗用車のみの換算で約100台となる見込みだ。
CO2ゼロ運航
最大の特徴は、船舶向けとして世界で初めて「水素専焼発電機関」を用いた電気推進システムを採用し、走行中に二酸化炭素を排出しない「ゼロエミッション運航」を可能にする点だ。ディーゼル発電機も搭載しているため、A重油による運航もできる。水素補給については、船舶にトレーラータンクを常時3基配置。設置場所は未定だが、スペア3基も設けるという。
バリアフリー化も
船体の前後どちらにも航行可能な「両頭型」の採用により、出入港時の方向転換が不要となるほか、操船性の高い「フォイトシュナイダープロペラ」を装備することで、より安全な運航の実現を可能とする。船内にはエレベーターが完備されるほか、車両甲板の高さ確保により背の高いミニバンの搭載もスムーズになるなど、利便性も大きく向上する。
「かなや丸」の行方は
新造船の名称と決定方法は現時点で未定だが、地元住民からは、かつて同航路の3隻運航を支えていた「くりはま丸」の名称の再使用を望む声も挙がっているという。
通常、役目を終えたフェリーは、海外売船や解体などの道をたどることが多い。同社によると、「かなや丸」の最終運航後は、「解体もしくは国内の他航路への譲渡の可能性がある」としている。新造船投入後の運航ダイヤについても今後検討していく。
東京湾フェリーの寺元敏光常務取締役は「ゼロエミッション運航を通じ、地元住民や観光客の皆様に、これまで以上に安全かつ快適な船旅を楽しんでもらえれば」と期待を寄せている。
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