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さがみはら中央区

公開日:2012.05.10

小学生社長米山君
カードゲームを寄贈
「化学の楽しさ知って」

  • 弟と来庁した維斗君

 日本初の”小学生社長”として話題になった米山維斗(ゆいと)君(中1/緑区東橋本=写真・右から2人目)が先月市役所を訪れ、自ら考案したカードゲーム「ケミストリークエスト」を市へ寄贈した。米山君はこのゲームを企画・製造・販売するケミストリー・クエスト(株)(2011年7月設立)の取締役社長。当日は同社をサポートするNPO法人ヴィレッジ・スポーツ(南区松が枝町)の増子雅洋理事長も同席。米山君は「市内の小中学生に遊んでもらい、化学の楽しさを知ってほしい」と、300セットを手渡した。



 『ケミクエ』は化学について楽しく学べる対戦型カードゲーム。米山君は小学3年生のときにこのゲームを考案した。



 ゲームのルールは付属のヒント本を見ながら、自分のカードと相手のカードを使い、化学結合を生み出していくもの。多くの結合を作った方が勝ちとなる。



 会社設立にあたっては、このゲームに関心をもった、科学教育に貢献する株式会社リバネス(東京都新宿区)や同NPO法人の親会社・株式会社ヴィレッジが全面的に協力した。ヴィレッジの代表取締役社長も務める増子氏は米山君の「化学を身近なものに感じてもらいたい。将来は世界市場まで進出したい」という思いに心を打たれたそう。そして協力を申し出た時、米山君に3つの約束をした。「会社を作る手伝いをしてあげる」(25%出資)「いつか相模原市の小中学生にゲームをあげよう」「それでゲーム大会をやろう」。今回の寄贈で2つ目までが実現した。



 現在、米山君は「カードゲームのアプリ化」を目指しており、増子氏はそのサポートも行っている。なお、寄贈された300セットは市教育委員会からこの春、市内の各小中学校に配られた。

 

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