光が丘に「エコタウン」 全戸に太陽光 面積1万坪
光が丘の旧相模原工業技術高校跡地で、環境配慮型の大規模分譲住宅事業が始まる見通しとなった。県が進めるスマートエネルギー構想の一環によるもので、こうした太陽光発電やLEDなどを駆使した集合住宅の計画は県内初の試み。
事業用地として県から売却された宅地面積は約1万坪(34800平方メートル)。大和ハウス工業(株)が事業を請け負う。全128区画で、すべての住戸に太陽光発電やエコキュートなどの設備が導入される。住宅のほか、「一つの街」を形成するため、商業施設も用地内に誘致し、同じく環境設備を整える。樹木の植栽による緑化計画を行うほか、地域コミュニティづくりを目的に集会所も設ける。住宅、商業施設、まちの拠点といった3つが融合し、光が丘の一部に自然に優しい「エコタウン」が誕生する。
県によると、構想の実現にあたり、周辺自治会に対し、昨年から数回にわたり説明会を行ってきた。地域住民からは「高層マンションは好ましくない」「周囲と比べ大げさでなければ」という意見があったという。担当の県企業庁は「地域に根ざす事業でありたい。今後は市とも進めていきたい」としている。販売は2013年春を予定。
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