第39回全日本中学ボウリング選手権大会で優勝した 羽ヶ崎匠海(たくみ)さん 弥栄在住 15歳
5年後の大舞台を夢見て
○…今年7月に行われた「全日本中学生ボウリング選手権大会」で初優勝を飾った。予選をトップ通過したことにより、決勝トーナメントは、優勝決定戦1試合のみに。大一番を前に緊張で足が震え、その影響か前半は相手にリードを許す苦しい展開に。しかしドラマは終盤に訪れた。8フレームからパンチアウト(10フレームで3投ともストライク)を含む怒涛の5連続ストライク。鮮やかな逆転劇で一気に優勝を決めた。「試合の終盤は自分でも何が起きたのかわからなかった」と、劇的な初優勝を興奮気味に振り返った。
○…生まれも育ちも相模原。ボウリングが趣味だった父親の影響で、物心ついた時にはボールを投げていた。3歳にして大会に出場。見事3位に輝き「その時褒められたのが嬉しくてボウリングが好きになった」。小学4年生から本格的に練習を開始し、着実に実力をつけていった。現在は週に3日は練習場に通い、多い日には一日15ゲームも投げる。練習が終わる頃には腕や肩が上げられなくなる程ハードだというが、「どれだけ投げても飽きない。ピンが倒れた時に響く音がたまらなく気持ちいい」と、あどけなく笑う。
○…自分のことを「何事も一回やりだすと、やめられなくなる性格」と表すほど、休みの時にはゲームに没頭する。特に、シリーズのほぼ全てをクリアするほど「ドラゴンクエスト」のファンで、「夜遅くまでやっていると母親に怒られちゃったり」と、おどけた表情を見せる。
○…来年からは高校生。中学に続き、高校での全国制覇をめざし、全国的に有名なボウリング部がある高校への進学を考えている。一方、ボウリングは5年後行われる東京五輪の候補種目でもあり、「正式種目に選ばれたら絶対に出たい。そしてボウリングが誰でも楽しめるスポーツだというのを伝えたい」と意気込む。五輪の大舞台を夢見て、一歩ずつ歩を進めていく。
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