メダルを手に笑顔を見せた澤木さん
区内のレスリング教室「ＦＩＲＥ ＢＯＹＳ」（千代田／山内仁代表）に所属する澤木心愛さんが、９月23・24日に静岡県で開催された「第12回全日本女子オープンレスリング選手権大会」に出場し、金メダルを獲得した。
小学５・６年の部33kg級に出場した澤木さん。これまで数々の全国大会に出場し、表彰台の頂点に立ってきた澤木さんだが、今大会は試合数が多く、戦う相手もいつもと違う顔ぶれで、勝手が違った。しかし、そんな状況はもろともせず順調に勝ち上がっていった澤木さん。初めて戦う相手に対しては、前もって試合を観ておくだけでなく、本番で実際に組んだ感触をもとにその場で瞬時に戦い方を考え、対応したという。
山場は準決勝。劣勢からラスト２秒で逆転勝ちを果たした。「気持ちで勝てた」と澤木さん。山内代表は、最後の１秒まで戦い抜く力をつけるため「『残り20秒』の状況をあえてつくり、練習していた成果が出たのだと思う」と振り返る。
中学に進学後もレスリングを続け、「五輪」をめざすという澤木さん。「五輪に出ている選手それぞれの良い所を全部取り入れたい」。世界で活躍した名選手のように、「霊長類最強」へまた一歩近づいた。
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