北里大学医学部管弦楽団による第一回定期演奏会が昨年12月26日、市民会館で行われた。会場には市民や関係者ら約300人が訪れ、学生らが響かせる迫力ある音楽に聴き入っていた。
同楽団は、昨年8月に同大医学部2年の真壁伸吾さんが医学部生に広く声をかけて発足。知り合いの音大生やプロの演奏家らも募り、約50人の規模となって演奏会当日を迎えた。モーツァルトやブラームスのほか、お楽しみステージ企画として「パイレーツ・オブ・カリビアン」のテーマなど馴染みのある楽曲で会場を沸かせた。真壁さんは、「自身の至らない点はありましたが、演奏はアマオケ以上の出来上がりだったのではと満足しています。集客人数などに課題が残りましたが、初めての大演奏会にしては上出来でした」と振り返った。
今後の予定として、医学部の部活動・同好会の組織に属する他の団体とコラボした演奏会や、保育園、公民館、福祉施設での演奏会など地域での活動も検討しているという。