相模原市立博物館レポvol.11 JAXA連携企画展 リュウグウふしぎ発見! 学芸員 田子智大
今年の6月27日、ついに小惑星探査機「はやぶさ2」が目的地である小惑星リュウグウに到着し、今まで誰も見たことのなかったその姿が明らかになりました。
「はやぶさ2」は博物館の向かい側JAXA相模原キャンパス内で開発され、2014年12月3日に種子島宇宙センターから打ち上げられた探査機です。
その「はやぶさ2」が探査する小惑星リュウグウは1999年5月に発見された小惑星で、地球に接近する公転軌道を持っています。また、地上観測の結果から炭素や水などを多く含むC型の小惑星であることなどが推定されていました。そして発見後、1999JU3という仮符号で呼ばれていたこの小惑星は、「はやぶさ2」が小惑星のサンプルが入ったカプセルを地球へ持ち帰ることが、昔話の浦島太郎が竜宮城から玉手箱を持ち帰ることと重なることや、水を含む岩石があると期待されており、水を想起させる名称案であることなどから2015年9月28日に“リュウグウ”という名前がつきました。
今回の企画展では「はやぶさ2」ミッションだけでなく、日本の太陽系探査を支える機器や今年10月に打ち上げが予定されている水星磁気圏探査機「みお」をはじめとするこれからの探査計画についても紹介します。
また、東京工業大学附属科学技術高等学校科学部の生徒さんたちが制作したスゴロクで「はやぶさ2」ミッションについて知ることのできる「スゴはや2」の体験コーナーや、リュウグウ想像コンテストの応募作品展示など、大人から子どもまで、「はやぶさ2」を知っている人も知らなかった人も楽しめる内容となっていると自負しておりますので、皆様のご来館を心よりお待ちしております。
企画展の展示は7月21日(土)から9月2日(日)まで(8月13日を除く月曜は休館)です。会期中の7月27日(金)・28日(土)はJAXA相模原キャンパス特別公開が開催され、8月には2つの関連事業を開催します。ぜひ併せてお楽しみください。
■相模原市立博物館【電話】042・750・8030
※このコーナーは不定期での掲載です
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