さがみはら中央区版 掲載号:2018年10月18日号
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フェスタ出演 地元バンド・キンモクセイ 10年ぶり集結 「相模原だから」 5人の「原点」で代表曲披露

文化

フェスタのチラシと、自身らが紹介された紙面を手にするメンバー。右から、後藤さん・張替さん・伊藤さん・佐々木さん・白井さん=9日、川崎市内スタジオ
フェスタのチラシと、自身らが紹介された紙面を手にするメンバー。右から、後藤さん・張替さん・伊藤さん・佐々木さん・白井さん=9日、川崎市内スタジオ

 1998年に結成された地元出身の5人組バンド「キンモクセイ」。2002年にリリースした「二人のアカボシ」が大ヒットし「紅白」に出場したものの、08年に惜しまれつつ活動を休止した。そんな彼らが、10月21日の「潤水都市さがみはらフェスタ」で10年ぶりに集結し、ステージ演奏することを発表。地元出身の彼らに、改めてフェスタへの意気込みと相模原への思いを聞いた―。

(9日取材)

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 彼らのうち、ボーカル・伊藤俊吾さん、リードギター・後藤秀人さん、ベース・白井雄介さんの3人は相模原出身で、ギター・佐々木良さんが町田市出身。ドラムス・張替智広さんも相模原に住んでいた時期がある。「相模原は原点」と語る5人は取材当日も早速、地元・相模原での思い出話に花を咲かせた。今でこそ音楽スタジオを借りて練習を行っている彼らだが、デビュー前はスタジオに限らず、地元ならではの地を練習場所にしていたといい、佐々木さんは「相模川の新昭和橋の下で練習したよね。真っ暗な中で」と当時を懐かしんだ。清新や東林間のスタジオを利用していたメンバーもおり、現在も時たま練習に訪れるという。

忘れられない存在

 08年に活動を休止して以降、5人は個人で音楽活動を続けていた。休止期間中、5人で集まったのは東日本大震災の被災地支援を目的に楽曲を録音した1日だけ。プライベートでも全員が集合することはなかった。その間も、佐々木さんが集結を熱心に呼びかけていたが、タイミングが合わずに叶わないでいた。だが、それぞれバンドへの思いは捨てきれずにいたといい、白井さんは休止中について「キンモクセイは10年間自分についてまわった。離れてみて家がなくなった気持ちだった」と形容して振り返った。

 当初は、ソロで弾き語りの活動をしていた伊藤さん個人にフェスタへの出演依頼があり、一度はソロで出るか迷ったという。だが、「『相模原』だしメンバーみんなに声をかけてみよう」という思いから一人ひとりに連絡。佐々木さんはこの時を振り返り、「キンモクセイとして活動するかどうか、決着をつけるいい機会だと思った」と話す。伊藤さんの呼び掛けから間もなく地元の居酒屋に集まった5人は、話し合いの末にフェスタへの出演を決めた。白井さんは「メンバーに会ったとき、やりたいというみんなの純粋な気持ちが伝わった。断る理由はなかった」と当時の心境を語った。

 こうして08年以来のステージ出演が決定。9日には数年ぶりに5人でのリハーサルを行った。1曲目に「二人のアカボシ」を演奏。10年間の個人活動で技術に磨きがかかった一方で、一人ひとりの演奏の癖には変わらない「懐かしさ」があったという。リハーサルを終え、メンバーは「10年間空いたけど、キンモクセイが自分に染みついていてしっくりきた」「家族とも友達とも違う、家に帰ってきたよう」とそれぞれに気持ちを表現した。

「色あせない音楽を」

 彼らは04年に1度、相模原球場で開催されたイベントに出演し、凱旋ライブを行ったことがある。3年前には相模大野の中央公園でのイベントに伊藤さん、後藤さん、佐々木さんの3人が出演したことはあるが、キンモクセイとして相模原で演奏するのは実に14年ぶり。フェスタでは、再集結を待ち望んだファンに彼らの代表曲である「二人のアカボシ」をはじめとした6曲を披露する予定。今後については、10月末に出演する都内でのイベント以外は現在のところ未定とする一方で、新曲の制作にあたっているといい、CD販売やステージ出演なども含め発表の手段を検討している。

 最後に5人は市民に向け、「10年ぶりの全員でのステージが地元で僕たちも嬉しい。キンモクセイを知らない人もいるかもしれないが改めて僕たちを知ってもらい、キンモクセイの色あせない音楽を世代を超えて楽しんでほしい」とメッセージを添えた。10年の充電期間を経た彼らが再び、原点・相模原でキンモクセイとして復活する。

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