市内に住む若年性認知症の人とその家族が集うボランティア団体「じゅりの会」は11月25日(日)、相模原教育会館(富士見6の6の13)で講演会を開催する。時間は午後2時から4時まで。
若年性認知症とは、64歳以下の人が発症する認知症。若いうちに発症するため、物忘れなどで仕事や生活に支障をきたしても認知症と気づかないケースや、うつ病・更年期障害などと誤診されることもあり、原因の特定や完治が難しい病気とも言われる。市内には200人ほどがいると推計されており、同団体はその当事者や家族間での情報交換、交流の場として昨年4月に発足した。
対談やミニライブも
講演会の主題は「認知症になった私からあなたへ」。当日は3部制で、第1部では(一社)かまくら認知症ネットワーク代表理事の稲田秀樹さんと、アルツハイマー型認知症である近藤英男さんが、当事者ならではの思いを語る。続く2部では、両氏に加え「じゅりの会」の当事者も交えて「自分がやりたいこと」などをテーマに対談。3部では近藤さん、稲田さんによるギターを使用した歌のミニライブ、当事者と家族らによる手話コーラスなどが披露される。
定員は100人。参加費無料で、来場希望者は直接会場へ。講演会の問合せは「じゅりの会」浜井さん【電話】042・748・8430へ。