第4代中央区長にこのほど就任した 藤田 雅之さん 愛川町在住 59歳
地域の信頼背に共に歩む
○…就任が決まった時の率直な感想は「運命を感じた」。政令市移行に向けては政令指定都市推進課・区制準備室室長を務めたほか、移行後は区政支援課で区民会議の開催運営など区に関わる業務全般の調整に力を注いできた。区長に就いて約2カ月。区全体を回ってさまざまな地域の取り組みを改めて目にし、区内外に情報を発信する必要性を感じている。「全国的に見ても貴重な事業がたくさんあります」
○…札幌で生まれ、小学生の時に父親の転勤で相模原へ。その後、教員をめざし東京学芸大に進み、卒業後は教員になるはずだったが、違う側面から社会を見て勉強する目的で相模原市に入庁。南福祉事務所から公務員人生が始まる。とりわけ「育ててもらった」と感謝を示すのが、相模台公民館勤務での日々だった。地域事業、青少年育成など地域住民と議論を交わし、一緒になって進めた。この時学んだ信頼関係を築く大切さは、自身の活動の礎となっている。
○…約10年前から始めた登山が趣味。最近は専ら高尾山登りで、現在96登に上る。社務所に名が刻まれる100登は目前だ。水筒とバーナーを持参し、山頂でお湯を沸かして飲むコーヒーは登山での至福のひと時。「お湯が沸くまでの時間も楽しい」と声が弾む。
○…区政については、自転車事故、振り込め詐欺被害の撲滅、防犯・防災など区民の安心・安全への取組を喫緊の課題に挙げる。いずれも関係機関、地域と協力して取り組む構えだ。「ここに住んで良かったと思ってもらうためにも、課題解決に向かっていきたい」と言葉にも力がこもる。公民館勤務時代に培った、信頼関係の上での業務推進。前区長が掲げた顔の見える関係を大切にしながら、これからも地域住民と共に歩を進めていく。
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