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台風19号、被害明らかに 津久井地域の住民に聞く

社会

掲載号:2019年10月24日号

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崩落した道志みちの脇道(青野原)=16日
崩落した道志みちの脇道(青野原)=16日

 台風19号は日本各地に甚大な被害をもたらした。相模原市内の被災状況をまとめ、被害の大きかった津久井地域の人の声を聞いた。

(10月21日起稿)

 市危機管理局によると、10月20日午後8時時点で、6人が死亡、2人が行方不明(いずれも緑区)となっている。停電は中央区700戸、南区300戸、緑区4600戸(20日午後8時時点で青根で約100戸)で発生した。

 また、14日午後1時時点、緑区内で発生していた約7600戸の断水は、19日午後8時10分に全域で解消した。建物損壊はいずれも区内で、全壊8棟、一部損壊6棟、床上浸水6棟、床下浸水9棟。避難者は3区で6110人(20日午後8時時点で緑区で12人)にのぼった。

 青根地域振興協議会の関戸正文会長は、「国道413号は前回(昨年10月の台風24号による土砂崩れで通行止め。今年4月19日に暫定開通)と違って路面自体が崩落してしまい、土砂を除去すればいいというわけにいかなくなった。青根中学の上の山が崩れて数軒が被害を受け、避難所で生活をしている方もいる。ライフラインは復旧し落ち着きつつあるが、雨などによる二次災害が懸念される。この地域はどこをとっても山ばかり。心配は尽きない」と話した。

 牧野地域振興協議会の名久井孝昭代表取締役は、「生活道路が通行止めになり、通勤通学に不便が生じている。自宅が損壊し、公共施設で避難を続けている人もいる」と話した。同協議会が運営している藤野やまなみ温泉では、自宅の損壊などで入浴が困難な人に対して、日常の生活に戻るまで浴場を提供していくという。

 串川地域振興協議会の小室誠会長は、「地区内の各自治会にそれぞれ被害状況を調査してもらい、25日までに報告してもらうことになっている。調査に基づき、協議会の下部組織である串川地区災害対策委員会から、被災された方々に見舞金を出す予定」。

 相模湖駅前で橋本薬局を営む橋本和道さんは、「報道されている以上に被害は大きく、暮らしに影響があった。特にJR中央線が運休していたので、通勤通学者はバスを使って三ヶ木経由で橋本まで行かざるを得ず、交通渋滞も重なり、いつもより1時間以上も時間を要するなど苦労も多かったと聞く」と話した。

 相模湖交流センターの松田善彦館長は「当館は市から一時避難所の指定を受けており、台風の日は近隣のホテルに滞在中の外国人ツアー客約50人が避難した。台風通過後も18日までは中央自動車道、国道20号とも通行止めになっていたため、城山方面から国道412号のルートしかなく、渋滞もひどかった」と話す。

県市、水など提供

 被害を受け、県は鳥屋、青野原、青山地区での給水を実施したほか、市も住民らに食料、飲料を提供。停電している地区の在宅避難者には発電機の貸し出しを行った。
 

台風後の国道413号(道志みち)=14日
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