さがみはら中央区版 掲載号:2021年1月28日号 エリアトップへ

田名小 パラ代表選手が福祉授業 経験交え、児童にエール

教育

掲載号:2021年1月28日号

  • LINE
  • hatena
(上)秋元さんの話に耳を傾ける児童=21日、田名小学校(下)ロンドンパラリンピックでボッチャをプレーする秋元さん
(上)秋元さんの話に耳を傾ける児童=21日、田名小学校(下)ロンドンパラリンピックでボッチャをプレーする秋元さん

 障害者福祉について学ぶことを目的に、田名小学校(小泉勇校長)は21日、ロンドンパラリンピックのボッチャ日本代表選手の秋元妙美さんを講師にオンライン授業を行った。秋元さんは自身のこれまでの歩みやパラリンピックに出場した際の経験を明かし、障害者は特別な存在ではなく、健常者と同じだというメッセージを力強く児童に伝えた。

 今回授業を行った秋元さんがプレーしている「ボッチャ」とは、投てきの目標となる白いボールに向かって赤・青6球ずつのボールを投げ、白いボールまでの距離の近さを競うパラリンピックの正式種目。田名地区では社会福祉協議会や老人クラブ連合会が積極的にボッチャに取り組み、普及活動を行っているのが縁で、2年前にも秋元さんが講演会に訪れるなど交流があった。そうした中、同小の4年生が昨年10月にボッチャを体験したのが契機となり、このほど秋元さんがビデオ通話を通して児童らに声を届けることとなった。

「みんなと一緒」

 仮死状態で生まれ、運動機能に障害をもたらす脳性麻痺となった秋元さん。授業ではまず、人それぞれ得意と苦手があるといった個性に言及。その上で、「障害者でなくても苦手なことは誰かに手伝ってもらうし、1人で何でもできる人はいない。みんなと一緒」と話し、障害者は健常者と同じで、特別な存在ではないことを訴えた。児童たちは真剣な表情で、秋元さんが力強く発する言葉に耳を傾けた。

 障害がありながらも身体を動かすことが大好きだという秋元さんは、大学時代にボッチャと出会ってからパラリンピックを目標に13年もの間、競技と向き合った。ボールを手で投げる選手が多い中、麻痺のため足を使ってプレーした経験を、得意科目と苦手科目に例え、「苦手科目でいい成績を取れた方がうれしいよね。自分が努力した結果は何倍にも喜びになるよね」と児童に語り掛け、「うまくいかなくても、そこで頑張った経験は自分の役に立つことを忘れないで」とエールを送ると、児童たちは深くうなずいた。

 4年3組の高澤真凛さんは「障害者の方も、私たちと同じように夢を持って叶えているのを見て、区別しちゃいけないなと思った」と感想を話した。担任の杉山康二教諭は「秋元さんの一生懸命に話す表情や声が子どもたちに届いたと思う」と述べ、感謝を示した。

 秋元さんは本紙の取材に対して、「パラリンピックでは障害者でなくスポーツマン。オリンピック選手と変わらない努力を積んでいる。授業を通して、障害者も健常者と同じように目標を持っていることが伝われば」と願いを込めた。

相模原市からのお知らせです

新型コロナウイルスワクチン接種の詳しい情報については市HPをご確認ください

https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/kurashi/kenko/kansenyobo/1019910/1022588/index.html

<PR>

さがみはら中央区版のトップニュース最新6

6年振り「相武ダービー」

SC相模原

6年振り「相武ダービー」 スポーツ

9日ホーム 町田迎え撃つ

5月7日号

ワクチン接種軸に編成

相模原市4月補正予算

ワクチン接種軸に編成 政治

総額22億8400万円

5月7日号

「相模原愛」醸成へ条例制定

「相模原愛」醸成へ条例制定 社会

全国初 市「魅力発信を強化」

4月29日号

鯉のぼりの伝統 守り継ぐ

氷川神社

鯉のぼりの伝統 守り継ぐ 社会

約50匹遊泳 「日本を元気に」

4月29日号

目標は「春夏連覇」

東海大相模

目標は「春夏連覇」 スポーツ

センバツ優勝を市に報告

4月22日号

連休「家で花火を楽しんで」

連休「家で花火を楽しんで」 文化

全国一斉、市内は3日・5日

4月22日号

<PR>

あっとほーむデスク

  • 5月7日0:00更新

  • 4月29日0:00更新

  • 4月22日0:00更新

さがみはら中央区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2021年5月7日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter