上溝中学校(及川秋人校長)で15日、2年生約260人が「共生〜ともに生きる〜」と題して取り組んできた総合学習の全体発表会が行われた。
生徒は1年の3学期から、市社会福祉協議会(社協)と連携して映像教材を見たり、社協中央ボランティアセンター職員で脊髄性筋萎縮症の当事者である川村義盛さんの講話を聴いたりして共生の学びを深めてきた。
そして、次の段階として、それぞれ市内で活動する当事者が講師を務める「障がい」(講師:地域活動支援センター第3けやき)、「LGBTQ(性的少数者)」(からふるテラスの佐藤悠貴さん)、「ボランティア」(F・Cボランティア)、「高齢者」(デイサービスオリオン)、「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」(チーム浅沼屋for children and ALS)のゼミから一つを選択。川村さんのゼミも合わせ、講師による講演などを聴いたり、それぞれの活動について調べたりして学習を進めてきた。
15日は体育館に2年生が集まり、1年生の各教室にも発表会の様子がライブ配信された。講師を前に生徒は、それぞれが学んだゼミの内容について解説。「障害があってもなくても、一人一人の個性を尊重し、その人と向き合うことが大切」「人間だから相手の考えや価値観が理解できないこともある。その時に否定するのではなく、その考えの人もいるんだと考えることが大切」「ボランティアに参加するいろいろな人たちを認め合うこと。また、できることをできる時に続けることが大切」「歳をとるということのプラス面とマイナス面を考えた。いろいろな角度で物事を捉え、プラスの面を探していくこと、また、相手に寄り添っていくことが大切」「病気になってもすべてができなくなると決めつけたり、諦めたりしない。今の自分を一生懸命生きる」など、学びを通して考えた「共に生きる」ことに対する見解を発表した。それを受けて講師も、共生についての考えを改めて述べた。
夏休みには、希望する生徒が、これらのゼミに関するボランティアを行い、学びを深めていく。
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