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恭兵、現役に別れ 挑戦し続けた16年

スポーツ

公開:2021年9月30日

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プロ入り3年目にして初めて開幕2戦目の先発を任された村中恭兵=2008年3月29日巨人戦、神宮球場
プロ入り3年目にして初めて開幕2戦目の先発を任された村中恭兵=2008年3月29日巨人戦、神宮球場

 相模原南リトルシニア出身で東京ヤクルトスワローズに在籍し、現ルートインBCリーグ栃木ゴールデンブレーブス投手の村中恭兵が22日、16年にわたる現役生活に別れを告げた。

 栃木には今季入団。球団ホームページで引退を発表した。村中はコメントで、「ただがむしゃらに野球に取り組んできました」とし、「良い思い出よりも怪我や不調だった時の事が思い出されますが、色々な方のご指導、サポートのおかげで、全力で腕を振り切り投げ続けることができました」と感謝を述べた。

 村中は2005年の高校生ドラフトで、身長188cmの大型左腕として東京ヤクルトから1巡目指名を受けて入団。3年目には開幕2戦目で先発を任されるなど若手のローテーション投手として頭角を見せ、6勝(11敗)を挙げた。10年に11勝、12年には10勝をマーク。11年のクライマックスシリーズのファイナルステージをかけた巨人戦では、8・9回に救援登板し、プロ初セーブを挙げるなど大車輪の活躍を見せた。

 その後は度重なる怪我に悩まされ、19年には戦力外通告。それでも新天地を求め、豪州リーグや沖縄の琉球ブルーオーシャンズに所属しプレーを続けていた。

 コメントの最後に、「最後まで挑戦し続けることが出来たので、悔いなく選手生活を終えることが出来ます」とつづった村中。野球と向き合い挑み続けた16年だった。

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